ニュージーランド・オークランドの宝飾店で、32歳の男が宝石を飲み込んで盗むという前代未聞の事件が発生。警察の解決手法もまた、異例のものでした。 AP通信 は、ニュージーランド警察が異例の“忍耐の捜査”の末、宝石を飲み込んだ男に医療介入を行うことなく「自然な形で」証拠品の回収に至ったと説明しています。 事件が起きたのは2025年11月28日。男はオークランド中心部の宝飾店「パートリッジ・ジュエラーズ」で、ジェームズ・ボンド映画『オクトパシー』に着想を得た限定版のペンダントを飲み込んで盗み、数分後に店内で逮捕されました。 警察はその後、容疑者を拘束したまま、6日間にわたり健康状態と排泄状況を「じっと見守っていた」といいます。 ペンダントは12月4日夜、自然に体外へ排出されました。回収時の写真には、手袋をした警察官が、価格タグの付いたままの豪華な卵形のペンダントトップと金のチェーンを持つ様子が写っています。 BBC によると、このペンダントは18金のイエローゴールド製。緑色のエナメルが施され、60個のホワイトダイヤモンドと15個のブルーサファイアがあしらわれており、卵形の宝飾の中には18金製の小さなタコが収められています。価格は約3万3,000ニュージーランドドル(約300万円)とのことです。 【動画】 犯人から「排出された」ペンダント 【あわせて読む】 「恐竜の跡」が1万8000も...⇒世界最多の発見に「もっと見つかりそう」と研究チーム(ボリビア) Related... 【動画】窃盗犯が飲み込んだ300万の宝石を無事回収。警察は「6日間、じっと見守っていた」(ニュージーランド) “世界最大“のレゴ壁画、迫力が半端なかった。全長24メートル、30万個のブロックを使って制作(スイス) 介護施設から脱走した修道士3人に、世界が注目している。修道院での暮らしやSNS発信めぐって修道院長と対立 ...クリックして全文を読む