【新NISAでS&P500・オルカンに投資している人へ】最新情報で年初投資の増減はいくらに?日経平均反発も続かず。米ハイテク株安と日銀会合への警戒感

2025年12月18日9時 新NISAで「S&P500」「オルカン」に投資している人向けに「きょうのマーケット情報」をお伝えします。また、年初に100万円投資した場合、今いくらになっているのか目安額も紹介します。 12月18日までの動き ウォラーFRB理事の「政策金利が中立金利から50〜100bp(0.5%〜1.0%)離れている」というハト派的発言やトランプ大統領によるベネズエラ制裁強化を好感とし、買い先行で開始したがAI関連のネガティブな報道が相場の重石となりました。 オラクルのデータセンターに対する投資見送りや AI半導体スタートアップのMythicが低コスト・低消費電力のAIチップを自社開発中 という情報からエヌビディア等のハイテク株が急落し、S&P500やナスダックは大幅続落しました。 一方、利下げ継続を見据えたセクター・ローテーションにより金融や不動産が下支えし、原油高を受けてエネルギーセクターが逆行高となるなど、景気敏感株への資金シフトが鮮明になりました。 17日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反発。前日の大幅下落を受けた自律反発狙いの買いが先行したものの、米雇用統計の結果が強弱まちまちだったことや、日銀金融政策決定会合への警戒感から、上値の重い展開となりました。 市場では利益確定売りや持ち高調整が活発化し、一時300円安まで下落するなど方向感を欠く場面も見られ、TOPIXは小幅に続落して取引を終えました。個別銘柄では、ソフトバンクグループなどが上昇したほか、新規上場のSBI新生銀が公開価格を大きく上回る初値を付け、好調なスタートを切りました。 長期的に見ると… AI市場は、単純な期待から「電力効率や実利」を問う質的成熟期へと移行し、エヌビディア一強時代の相対化が始まっています。 また、米国の利下げサイクルとトランプ政権の資源戦略により、投資資金はハイテクからエネルギー・金融等の景気敏感株へリバランスされています。 日本でもSBI新生銀が再上場を果たし「金利のある世界」への回帰が見られ、産業構造が再定義される転換点と考えられます。 主なS&P500・オルカンファンド 主要なS&P500連動型ファンド(25/12/17)基準価額  前日比 eMAXIS Slim米国株式(S&P500) 38,459円 -199円(-0.51%) ▼もしも2025年初にこの商品を100万円購入していたら… 現在の評価額は約113 万3500円 損益+約13万3500 円 年初来騰落率+約13 .35% 主要なオルカン型ファンド(25/12/17)基準価額  前日比 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 32,390円 -215円(-0.66%) ▼もしも2025年初にこの商品を100万円購入していたら… 現在の評価額は約117万9000円 損益+約17万9000 円 年初来騰落率+約17.90% 本記事は、事例として取り上げた金融商品の売買を勧めるものではありません。本記事に記載した情報によって読者に発生した損害や損失に関しては、発行媒体は一切責任を負いません。投資における最終決定はご自身の判断で行ってください。 Related... 【新NISAでS&P500・オルカンに投資している人へ】最新情報で年初投資の増減はいくらに?日経平均続落で5万円台割り込む。米景気減速への警戒感強まる 「こどもNISA」で教育費はいくら増やせる?高市政権の目玉政策 「オルカン」「S&P500」投資でシミュレーション 新NISAで守りながら高リターンを目指すには。S&P500、オルカンの次。「5年で1億」手法 個人投資家kenmoさんに聞いた。 ...クリックして全文を読む