クリスマス映画の定番「ホーム・アローン」(1990)が12月19日、日本テレビ系「金曜ロードショー」で放送される。 主演として知られるマコーレー・カルキンさんは、父親から身体的・精神的に虐待を受けていたことを明かしている。 9月に番組で、幼い頃、周りの人々がカルキンさんのことを気にかけていなかった頃、「ホーム・アローン」のある共演者が父親の本性を見抜き、声をかけてくれたと話した。 「多くの人々が気にかけなかった時…」 その俳優とは、「ホーム・アローン」で、カルキンさん演じるケビンの母を家まで送り届けたバンドのリーダー、ガス・ポリンスキー役のジョン・キャンディさん。「オンリー・ザ・ロンリー」などでも共演したが、1994年、43歳の時に心臓発作で亡くなった。 カルキンさんは、ドキュメンタリー「ジョン・キャンディ:アイ・ライク・ミー」で、過酷な環境で育つ中で、キャンディさんが「見守ってくれた」と振り返った。 「『ホーム・アローン』が話題になる前から、父がどれほど難しい人であるかは明らかでした。彼はとっくにモンスターでした」 「突然名声とお金が舞い込み、父は悪名高いモンスターになりました。もともと良い人間ではなかった。ジョンは少し懐疑的な目で、『大丈夫?元気かい?今日はいい日?うまくいっている?家では順調かい?』と見ていたと思います」 そうしたやり取りは当時多くなかったといい、「むしろ時が経つにつれて減っていった」と語る。 「多くの人々が気にかけなかった時、ジョンが気にかけてくれたことを覚えています」 カルキンさんはこれまでも父との関係について言及しており、4月にはポッドキャスト番組で、「父に関する最も古い記憶の一つは『自分が大人になったら、子どもとこんな風に接しない』と思ったこと」だと明かしている。約30年、父親とは話しておらず、他のきょうだいたちも父と連絡をとっていないという。 カルキンさんの父は、こうした告発について具体的にコメントしていないが、2016年に、デイリー・メールの取材に対し「もう彼を息子とは考えていない」と述べている。 カルキンさんは現在2児の父親。パートナーのブレンダ・ソングさんら家族と過ごす様子をインスタグラムなどで発信している。 【画像】 43歳で亡くなったジョン・キャンディさん。現在のカルキンさんの姿も 【あわせて読みたい】 ※この記事は、2025年9月に掲載した記事を編集の上再掲載しています。 関連記事 マコーレー・カルキン『ホーム・アローン』の母と30年後の再会。置き去りにした「母」の言葉に涙を流す 『ホーム・アローン』のマコーレー・カルキン、実は改名していた。新しい名前は? ...クリックして全文を読む