幼児を対象にした実験の結果から、ヒトは本来性善であると考えられるが、SNSをのぞくと日々憎悪の言葉で溢れている。いったいどちらが本当の姿なのか。その答えは、進化の歴史に隠れているという。SNS上の悪意と、その巧妙な仕掛けに迫る。※本稿は、進化生物学者の長谷川眞理子『美しく残酷なヒトの本性 遺伝子、言語、自意識の謎に迫る』(PHP研究所)の一部を抜粋・編集したものです。