日本人物理学者がアメリカの図書館で直面した困った事態「いまだ原子爆弾の国家機密を引きずっているのか…」 - ニュースな本

著者で元物理学教授の山田克哉は、原子爆弾の惨状を小学生時代に知り「そのエネルギーはどこから生じるのか?」と疑問を抱くようになる。そして大学生の頃、テネシー大学工学部へと留学。原子力工学で修士号を取るつもりで研究に励み、修士課程の最後の1年間を「オークリッジ国立研究所」で過ごすが……。彼が直面した“壁”について紹介しよう。※本稿は、物理学者の山田克哉『原子爆弾〈新装改訂版〉核分裂の発見から、マンハッタン計画、投下まで』(講談社ブルーバックス)の一部を抜粋・編集したものです。