日本銀行の追加利上げは、高賃上げや設備投資増など内需の堅調に加え、円安による物価上昇回避で高市政権とのあつれきが生まれなかったなどの好環境が追い風になった。ただし、2026年以降の「緩やかな利上げの継続」には、日銀の言う基調的物価上昇率や中立金利について市場などに説得力のある説明をする必要がある。