愛犬の「避難訓練」投稿に大反響。始めたきっかけは緊急地震速報でのパニック⇨具体的な方法を聞いた

コロッケの飼い主(@koro11_18)さんがXに投稿した、愛犬の「避難訓練」をめぐる動画が注目を集めています。 投稿では、ゴールデンレトリバーのコロッケくんが、緊急地震速報の音を合図に自らクレートへ入り、避難する様子を紹介。子犬の頃、音に怯えてパニックになった経験があったといい、「もう二度と、この子にこんな怖い思いをさせたくない」と、訓練を始めた経緯をつづっています。 この投稿には2万を超える「いいね」が集まり、「飼い主さんの努力と愛情の賜物」「訓練の成果が素晴らしすぎる」「うちも避難訓練をしてみようと思った」など、多くの反響が寄せられました。 自然災害の多い日本では、約680万頭前後の飼い犬が暮らしています。投稿主に、訓練を始めたきっかけや、具体的な方法について聞きました。 ──投稿では、コロッケくんが生後7か月のときに、緊急地震速報を初めて聞いた経験についてもつづられていました。当時を振り返って、いまどのように感じていますか。 突然鳴り響いた緊急地震速報の音に、失禁してしまうほど強いパニック状態になり、今まで見たことのない不安そうな表情をしていました。後にも先にも、あれほど怖がったのはあのときだけです。 その姿を見て、「もう二度と、こんな思いをさせたくない」と強く感じました。あの出来事をきっかけに、「コロッケの怖さや不安を少しでも和らげてあげたい、この子を守るために自分にできることは何だろう」と考えました。 ──訓練を行ううえで、意識してきたことを教えてください。 意識したのは、怖さを消すのではなく、楽しい気持ちと結びつけることです。音が鳴ったらおやつ、音が鳴ったら遊ぶ。「この音が聞こえると、楽しいことが始まる」という経験を、少しずつ積み重ねていきました。その延長として、クレートに入ることとも結びつけていきました。 大型犬がパニックになると、ぶつかっただけで私自身が吹き飛ばされるほどの勢いがあります。大地震が起きたとき、1分1秒を争う場面で落ち着かせるのに時間がかかれば、避難の準備に入るのが遅れてしまいます。また、家が倒壊するような大きな地震の場合、動き回るよりもクレートの中にいたほうが、落下物や家具から守られ、生存率が上がる可能性があるとも考えました。 絶対に安全とは言えなくても、命がつながる可能性を少しでも増やしたい。コロッケの恐怖を和らげ、命を守りたいという思いで、練習を続けてきました。 ──愛犬の避難訓練に取り組みたい飼い主さんも多くいることと思います。うまく訓練を進めるためのアドバイスはありますか 。 まずは、「訓練をしなきゃ」と思わなくていいと思います。私自身、最初の数日間は、音を流しておやつをあげたり、音を流して遊んだりするだけ。とにかく最初は、「この音=楽しいことが起きる」という印象を持ってもらうことを大切にしていました。 その後、少しずつクレートと結びつけていきました。音を流しながらクレートにおやつを投げ入れ、入れたらさらに褒める。それを焦らず繰り返しました。 一つの段階ができるようになったら次へ進み、もし迷いが出たら、すぐに簡単な段階へ戻る。叱ったり、我慢させたりする必要はありません。 「オテ」や「オスワリ」を教えるときのように、いつものトレーニングの延長として、楽しい雰囲気の中で進めてほしいです。知らず知らずのうちに大切なことを覚え、それが結果として安全につながればいいと思っています。 【動画】 緊急地震速報が鳴ると… 「避難訓練」の様子がこれだ 【あわせて読みたい】 ゴールデンレトリバーの「おさわりマップ」公開!「要約すると、全身マッサージ希望」 Related... 【画像】愛犬の「避難訓練」投稿に大反響。始めたきっかけは緊急地震速報でのパニック⇨具体的な方法を聞いた ぬいぐるみ作家が手作りした「幽体離脱した犬」が話題⇨透明な“魂”の再現に10万「いいね」 折り紙で作った「いぬぼーと」がSNSで人気。ゆるい表情の“犬”が乗った小さな船に「私も作ってみた」の声 ...クリックして全文を読む