イタリア首都ローマの中心部にそびえる1840年前に大理石で作られた「マルクス・アウレリウスの記念柱」。この円柱に刻まれた、戦場での首切りや髪をつかまれて連行される女性捕虜といった生々しい場面が230万ドル（約3億5800万円）を投じたレーザー修復によって鮮明さを取り戻しつつある。 高さ約30メートルのこの記念碑では、2025年春から18人の修復の専門家が作業を続けている。チームは短パルスレーザーと化学処理を施した...