今回は、「わたしたちはいまの社会を正しく理解できているのだろうか」について、最近思うところを述べてみたい。私がこのことを考えるようになったのは、スウェーデンの経済学者ダニエル・ヴァルデンストロムの『資産格差の経済史 持ち家と年金が平等を生んだ』(立木勝訳/みすず書房)を読んだからで、これについてはすでに書いた。