スロベニアの新聞『Dnevnik』の付録誌『Objektiv』が、1月9日発行の最新号表紙でアメリカのトランプ大統領を批判する大胆なビジュアルを掲載した。 表紙に描かれているのは、ベネズエラ国旗のピンを胸につけて、鼻から原油を流すトランプ大統領だ。ナチス・ドイツの指導者アドルフ・ヒトラーを連想させる姿になっている。 【画像】 「ヒトラー風トランプ」の表紙がこれだ イラストを手がけたのは、アーティストのトマト・コシール氏。表紙には「アメリカによるベネズエラ攻撃」という見出しが添えられている。 トランプ政権は1月3日にベネズエラへの軍事作戦を行い、同国大統領のニコラス・マドゥロ氏を 拘束した 。 トランプ氏は軍事行動の後、「アメリカがベネズエラを運営する」と発言し、米石油企業が石油生産を担う可能性にも言及した。 トランプ氏は NBCニュース の取材に「莫大な資金が必要になるが、その費用は石油会社が負担し、後に政府が返済するか、石油収入を通じて回収することになる」 と語っている。 これまでもヒトラーになぞらえられてきた トランプ氏や政権が、ヒトラーやナチスに例えられるのは今回が初めてではない。 第2次トランプ政権による強硬な移民取り締まりは強く批判されており、トランプ氏の政治姿勢をファシズムと重ねる見方も根強い。 現在、副大統領を務めるJ・D・ヴァンス氏自身も、2016年にトランプ氏を「アメリカのヒトラー」と 呼んだことがある 。 トランプ政権はこうした批判に強く反発してきた。国土安全保障省は2025年、「ICE(移民税関捜査局)の捜査官をナチスのゲシュタポ(秘密国家警察)になぞらえるのは、極めて不適切だ」との 声明 を発表している。 コシール氏がトランプ氏をモチーフにするのも今回が初めてではない。アメリカとの貿易戦争を回避するためにEUが2025年7月に15%の関税で 合意 した際には、欧州委員会フォン・デア・ライエン委員長をトランプ氏になぞらえたイラストを 発表 している。 スロベニアはトランプ氏の妻メラニア・トランプ氏の出身国でもある。 Xには「メラニア・トランプの故郷スロベニア、そして 原油でできたヒトラー風の口ひげをつけた彼女の夫を描いた強烈な雑誌の表紙、おはようございます。スロベニア、これはかなりの一撃だ」というコメントが投稿され、30万以上のいいね!を集めている。 他にも 「アメリカ『彼はヒトラーじゃない』、ヨーロッパ『いやいや、私たちは ヒトラーのことならよく分かっている』」などの皮肉混じりのコメントも投稿されている。 ハフポストUS版の記事 を翻訳・編集 しました。 【画像】 「ヒトラー風トランプ」の表紙がこれだ 【あわせて読みたい】 トランプの作戦司令室の“画面”に衝撃走る。「信じられない」「最も愚かな時代を生きている」 Related... 【画像】トランプの“ヒトラー風”雑誌表紙に反響。「原油の口ひげ」でベネズエラ攻撃を批判 トランプの作戦司令室の“画面”に衝撃走る。「信じられない」「最も愚かな時代を生きている」 トランプ、他の国への攻撃も否定せず。グリーンランドも「我々は必要としている」 ...クリックして全文を読む