「昭和の女帝」辻トシ子が大蔵省、通産省などの官僚を意のままに動かせた秘訣は?霞が関を掌握することで銀行、トヨタ、電力会社も影響下に - 小説「昭和の女帝」のリアル版 辻トシ子の真実

「昭和の女帝」辻トシ子の権力の源泉は、大蔵省(現財務省)をはじめとした中央省庁を影響下に置いていたことだった。50年以上にわたって、課長級以上の職員を集めた昼食会などを省庁別に開いたり、子供の就職をあっせんしたりして、出世街道を歩むエリート官僚らを手なずけた。子飼いの官僚たちは、彼女の元に持ち込まれた陳情を処理するのに役立つだけでなく、退官後も銀行やトヨタ自動車などに天下りし、財界を動かすための手駒となった。辻トシ子の官僚コントロール術を明らかにする。