少子化が進むなかで、結婚や出産は個人の選択と言われるようになった。しかし、その選択は本当に一人一人にとって望ましい条件のもとで行われているのだろうか。北海道大学名誉教授の齊藤隆氏は、人口問題を出生率の数字だけで捉えることに疑問を投げかける。多くの人々が将来に希望を持てる社会の実現に必要な視点とは。※本稿は、北海道大学北方生物圏フィールド科学センター名誉教授の齊藤 隆『動物たちの「増え過ぎ」と絶滅を科学する』(ミネルヴァ書房)の一部を抜粋・編集したものです。