「ミサイルの潜在的脅威あり、ただちに最寄りの安全な建物に避難を」――レスリー・バランタインさんは、早朝に携帯電話の緊急警報で目覚めた。 夫のアリスターさんは気づかずに眠っているようだ。バランタインさんはベッドから起き出し、客室の窓から外をのぞいた。そこにはただ暗闇と、ドバイ港の明かりだけが見えた。 3月1日のことだ。それから2日経っても、バランタインさんはアラブ首長国連邦ドバイに停泊する全長331メー...