理想は「夫婦でキャリア」が最多…女性の約7割がキャリアブレーキ経験も。転職サービス運営会社が調査【国際女性デー】

3月8日の「国際女性デー」に合わせ、ワーキングペアレンツ向けの転職サービス「withwork」を運営するXTalent(東京都)は「理想の夫婦像」や「家事育児の納得感」に関する調査を実施し、結果を3月5日に 公表した 。 男女ともに「夫婦共にキャリアを大切にする」ことを重視する傾向があることや、家事・育児の分担は「半々」が最も納得感が高いことなどがわかった。 【あわせて読みたい】「子持ち様」と呼ばれる子育て社員。対立招く企業の構造に問題は 理想の夫婦のあり方、実現できてる? 調査は2026年2月6〜18日、配偶者のいる436人(女性309人、男性127人)を対象に実施した。 まず、「理想とする夫婦のあり方に最も近いのはどれか」と聞いたところ、男女ともに「夫婦ともにキャリアを大切にしつつ、家庭とのバランスを柔軟に調整する」(女性63.4%、男性54.3%)が最多だった。 このほか、「家事・育児の負担割合は、常にほぼ同じでフェアな状態」(女性12.0%、男性16.5%)の回答も一定数見られた。 一方で、「常に、一方はキャリア優先で、もう一方は家庭優先」(女性2.3%、男性0.8%)は少数にとどまった。 ただ、これらの「理想の働き方」を「実現できている」と回答した人は、女性が44.7%、男性が55.1%と、いずれも半数前後にとどまった。 また、「ライフイベントをきっかけにキャリアにブレーキがかかった経験」について「ある」と答えた人は、女性は68.9%、男性は40.9%だった。 その理由(複数回答)としては、「家事育児の負担増加により、業務時間が減った」(女性64.8%、男性71.6%)、「将来のキャリア展望が描きにくくなった」(女性46.6%、男性28.4%」などが挙げられた。 ライフイベントをきっかけにキャリアにブレーキ。その理由は?(複数回答) 夫婦関係を良好に保つためには? 現在の家事・育児における負担の割合については、女性の64.0%が「自分の方が多い・ほぼ自分」と回答。同様に答えた男性(22.0%)よりも42ポイント高い結果となった。 「自身のキャリアに対して満足」と回答した人も、女性は25.6%、男性は41.8%で、男女間に大きな差があることがわかった。 こうした状況は「夫婦の関係の悪化」に直結する可能性もあるが、調査では夫婦関係が良好な層ほど、課題が生じた際に「対話」を大切にしていることが明らかとなった。 「関係をとても良好」と答えた人に、夫婦関係を良好に保つ上で意識していることを聞くと、最多は「夫婦としての時間(会話・食事)を大切にする」(71.0%)だった。 次いで、「『してくれて当たり前』と思わない」(60.2%)、「不満を溜め込まず、言葉にして伝える」(59.1%)などが挙げられた。 調査ではこのほか、家事・育児負担が自らに偏っていても納得感がある層は、仕事やキャリアの話を日常的にパートナーと共有している傾向が見られた。 また、世帯年収よりも夫婦関係の良好さが幸福度に強く関係していることもわかったという。 XTalentは今回の調査について、共働き家庭が一般化する中、男女ともに理想の夫婦像は「互いのキャリアを尊重し、家庭とのバランスを柔軟に調整すること」が最多となったと評価。 しかし、現実は今なお女性側に家事育児の負担が偏り、それがキャリアブレーキの一因となっているとし、「互いを対等なパートナーとして尊重し、課題が生じた際には2人で解決策を考える」という姿勢の重要性について指摘した。 現在の家事育児における負担の割合は? Related... 12歳で妊娠、育児をしながら学んだのは「ミシン」だった。日本人女性がフィリピンにつくった無償のファッションスクールの挑戦 企業の女性役員比率30%を目指す「30%クラブ」第三期始動。NEC森田社長が新チェアに就任「一時的にクオータ制も必要」 想像と違う...。女子生徒が学校規模でSTEM企業を訪問。立ちはだかる“あの科目”とは? ...クリックして全文を読む