「虐待では」仔馬への暴行動画で有名牧場に批判殺到 元騎手や五輪馬術選手らも「ショック」憤りの声が続出

SNS上で、厩舎内で仔馬に対して暴力行為をしていると思われる動画が拡散され、大きな波紋を広げている。 【画像】 ひどい!SNSで拡散中の動画から仔馬にのしかかかる様子が… 画像はイメージです。 仔馬を怒鳴り殴る様子に「虐待」の声も 拡散された動画では、厩舎と思われる場所で、仔馬に対して厩務員と思われる人物が怒鳴る様子が映っている。さらに仔馬を床に押し倒して、上からまたがり、抵抗して暴れる仔馬を何度も殴りつけるような様子も確認できる。 動画に映っているのは北海道・日高町の浜本牧場とみられ、暴力行為に至るまでの経緯などは動画で確認できない。 動画に関して、SNS上では「虐待では」「動物愛護の観点から許されない」といった批判の声が殺到した。 牧場側「毎日毎日蹴られていろと言うのかい」 浜本牧場は、拡散動画の事実関係について直接は言及していないが、「毎日毎日蹴られていろと言うのかい。我慢して馬房に入るたびけりにくるのをとうとうケンカして蹴らなくなり、逃げなくして今や無駄に力は入らずどこでも触らせて、切り取った動画で文句言われる筋合いないんだ」などとXに投稿していた。しかし現在、アカウントが削除されている。 「全く理解できない」「ショック」関係者からの厳しい声 今回の拡散動画に対して、馬の育成や調教など携わる専門家や団体から懸念の声がSNSで上がっている。 茨城県にある馬場馬術&競走馬専門トレーニング施設「Effort Stable」は、「酷すぎる」「犬や猫含めその他命を持つ動物と関係を持つ全ての方々…感じる事は確実にあると思う」と投稿。 日本乗馬普及協会も「人より大きい動物をいかに『力』ではない方法で信頼関係を築いていくかが大切ではないのか。方法と手段が全く理解できない」と疑問を呈した。 元JRA騎手の和田翼さんは、動画を見て「本当にショックを受けました」と衝撃を明かし、「詳しい事情や、その場で何があったのかは分かりません」と断った上で、「どんな理由があったとしても、あのような扱いはあってはいけないと思います」と述べた。 馬場馬術で東京オリンピックに出場した林伸伍選手も「自分の人生の中で馬が人間に危害を加えようとして向かってきてると感じたことは一度もない」などとつづった。 JRA美浦トレーニングセンターの調教師・鈴木慎太郎さんは、馬の取り扱いについて「噛まれたり蹴られたり指示に反抗されたりと思い通りにいかないことがたくさんあります」と自身の厩舎の公式アカウントで説明。次のようにつづっている。 「その時に最も大事なのは何故その馬がその行動をしているのか?原因を見極めその原因に応じた対処をすることです」 「命の危険もある仕事だけに時によっては強い動作で馬に接する場合もありますが それが許されるのは叱ることでより良い方向へ馬を導く意図のある時だけです」 安田記念の優勝馬も送り出した生産牧場。JRAの対応は? 浜本牧場は、2004年安田記念(G1)で優勝したツルマルボーイをはじめ、多くの競走馬を世に送り出している生産牧場。それだけに業界や競馬ファンの間で大きな話題となっている。 JRA日本中央競馬会はこの事態にどのように対応するのか。「ハフポスト日本版」はJRAに見解などを尋ねている。 Related... 【画像】「虐待では」仔馬への暴行動画で有名牧場に批判殺到 元騎手や五輪馬術選手らも「ショック」憤りの声が続出 小型犬が米保安官に蹴られ、肋骨を骨折。飼い主が「動物虐待」と訴える 「ネコを浴槽に投げ入れ」でも飼い主は不起訴処分に…動物愛護法見直しを滝川クリステルさんらが訴え、署名活動始まる ...クリックして全文を読む