FASHIONSNAP
「モードの帝王」と呼ばれ、20世紀を代表するファッションデザイナーの一人として知られるイヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)が1962年に創設した「イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)」。現在は「サンローラン(SAINT LAURENT)」として親しまれる同ブランドの、創業デザイナー時代の知られざる功績や日本にまつわる歴史を、元モード誌編集者・跡見学園女子大学准教授を経て、現在ファッションジャーナリストとして活動する横井由利氏が全5回の連載で振り返る。 第4回では、時代の先駆けとなったサンローランの「展覧会」の歴史をたどった。最終回となる今回は、当時のメゾンを知る2人の人物の証言から、日本におけるイヴ・サンローランのリアルな実像に迫る。 「イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent、以後 サンローラン)」のオートクチュールが日本に上陸し、プレタポルテ、ライセンスが市場に登場すると、日本女性のおしゃれ心を掻き立て、ファッションに対する意識を変革させていった。京都服飾文化研究財団理事・名誉キュレーターで服飾評論家の深井晃子氏は、『イヴ・サンローラン:喝采と孤独の間で』(アリス・ローソーン著)の監訳者として、あとがきに「サンローランが創り出したモードは20世紀のモード史そのものなのである」と綴っている。連載最終話は、残された資料では知り得ないサンローランについての生(なま)の話を、当時を知る池悦子氏と栗野宏文氏に聞いた。(文:横井由利) ■池悦子(いけ えつこ)1970年から1986年まで、宝飾品や家具・インテリア雑貨、紳士&婦人ファッションなどの海外のラグジュアリーブランドを集積した高級専門店「西武PISA」の営業企画室に勤務。1980年には同社初の女性課長に昇進。退社後、1986年に企画会社アイアンドエムを設立。執筆・講演・イベント企画・マーケティングなどを幅広く手掛ける。 ■栗野宏文(くりの ひろふみ)ユナイテッドアローズ上級顧問クリエイティブディレクション担当。大学卒業後、ファッション小売業界で販売員、バイヤー、ブランド・ディレクター等を経験。1989年にユナイテッドアローズ創業に参画し、販売促進部部長、クリエイティブディレクター、常務取締役兼CCO(最高クリエイティブ責任者)などを歴任し、現職。2004年に英国王立美術学院より名誉フェローを授与。LVMHプライズ外部審査員。無類の音楽好きでDJも手掛ける。 このコンテンツは FASHIONSNAP が配信しています。
Go to News Site