日経ビジネス
ニデックを創業し、一代で売上高2兆円を超える会社へと育て上げた永守重信氏。強烈な個性を生かして自社を飛躍させ、いつしかカリスマと評されるようになった。しかし近年の業績は、実は会計不正によって押し上げられたものだった。永守流リーダーシップが、いつしか社員の業務に反作用の効果を与えていたのだ。トップが目立ちがちな企業にとって、ニデックがたどった経緯は対岸の火事ではない。独り善がりはガバナンス(企業統治)を壊し、社会を裏切るリスクになり得るからだ。権力の行使を抑制できなくなり、暴走していくようなカリスマはもういらない。自らを客観視し、ビジネスに謙虚に向き合う経営者こそ、企業を持続的成長に導く。
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