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日曜劇場『GIFT』、涼(山田裕貴)の「バッドエンド」は確定か? ネット大荒れの衝撃展開を考察する | Collector
日曜劇場『GIFT』、涼(山田裕貴)の「バッドエンド」は確定か? ネット大荒れの衝撃展開を考察する

日曜劇場『GIFT』、涼(山田裕貴)の「バッドエンド」は確定か? ネット大荒れの衝撃展開を考察する

6月14日に最終回を迎える堤真一主演の日曜劇場『GIFT』(TBS系)。最終回直前となる7日放送の第9話では、衝撃的な展開をめぐりネットが大きくざわついた。 「展開が予想外すぎて、心臓がドキドキした」「次週の最終回、ハンカチなしでは見られそうにない」などの好意的な意見もあるものの、「誰ひとり望んでない」「その展開はちょっと……」など、強い拒否反応を覚えた人も多いようだ。 しかし、ほぼ「確定」と言える事態が起きてはいるが、まだ「そうではない」可能性は残されていないだろうか。劇中のセリフやテロップから考えてみよう。 ※以下、『GIFT』第9話の内容に触れています。 涼が「実は生きている」展開はあり得るか? 第9話のラスト、ライバルチーム「シャークヘッド」のコーチの国見明保(安田顕)は、「お前が、涼を殺したんだ」と涙を流しながら、「ブレイズブルズ」のコーチであり宇宙物理学者の伍鉄文人(堤)を責める。ブレイズブルズの元エースの宮下涼(山田裕貴)が最終回直前に亡くなるという、まさかの展開が描かれたのだ。 【動画】 涼の最期の言葉 その要因となった涼の心臓の病気は第7話のラストから示されており、第8話および今回の第9話の前半では「肥大型心筋症のため激しい運動が命取りになりかねないが、それでも試合に出場する」という涼の固い意志が描かれていた。そのため、悲劇的な展開は決して唐突とは言えないだろう。 だが、それでも一部の視聴者から「安易な設定で感動させよう、心を動かそうってのが少しイヤ」「ストーリー終盤にエースが亡くなる展開いる?」などの厳しい意見が届くのも、致し方はないのではないか。 ただ、劇中では医師の診断や葬儀などにより涼の死がはっきりと描かれたわけではない。SNSでは国見の「殺した」というのは、「選手生命」のことではないかという意見がいくつか見られる。主役級の人物が最終回直前で死ぬこと自体が大胆ではあるので、視聴者がミスリードだと疑うのも自然なことであるし、そのことも想定している演出だろう。 U-NEXTの配信で確認できる、最終回となる第10話の次回予告では、「エースとの別れ、ブルズを追われる学者──」というテロップがあるほか、記者の霧山人香(有村架純)による「涼はブルズが好き“でした”」という言葉があったり、誰も座っていないラグ車が映し出されたりと、「涼の不在」を示すような要素がいくつか見られるが、それでも彼の死が確定したわけではない、とも思える。 しかしながら、公式XやYouTubeにおける次回予告では、「エースの死を越えて──」というテロップがはっきりと見て取れる。ここまで涼が死亡した前提の文言がある以上、やはり「涼が実は生きている」という根拠はほぼ消滅した、ということかもしれない。 また、意識がなくなった涼に医師や看護師が必死の処置をしているシーンの直後、「雲がかかる月」の画が挟み込まれている。第1話の冒頭では「三日月の隣に輝く1つの星」が意味深に登場したほか、お守りとして「月の石」が登場したり、「小望月」が「絶え間ない変化」の肯定として出てきたりと、『GIFT』ではこれまで月が重要なモチーフとして取り扱われてきた。 今回の月にかかる雲は、やはり涼の死を意味しているのではないだろうか。もしくは最終回では「月から雲が離れる」という演出をもって、涼の生存を示す可能性もある……のかもしれない。 答えは出せないし、また全否定もできない 涼の死を確定するのであれば、考えるべきなのは、『GIFT』という作品では「死」もテーマに含まれている可能性、もっと言えば「死しても遺せるものはある」というメッセージも伝えたいのではないか、ということなのかもしれない。 特に「でもこんなことになるんだったら、無理をしてでも止めていた」と後悔をする人香に対して、伍鉄が搾り取るように紡いだ言葉は、『GIFT』全体を総括しているともいえる。少し長いが、すべて引用しておこう。 「答えの出ない問いなんて、山ほどあります。宇宙は無数の問いでできています。その中で、我々はただただ答えを探し、出し続けていかなければならない。答えが出たとしても、それは間違っているかもしれない。そもそも、答え自体が出せないのかもしれない。でも、答えを探し続けてると、何か別のものを、思わずもらえたりもします。シャークに勝つ。その答えに向かう中で私は、涼君やブルズのみんなとの、出会いをもらいました。それは、私がもらった、思いもよらない、本当に想像もできなかった、ギフトなんです。だから、大事にしたい、それだけです」 それは、最後の国見の「お前が、涼を殺したんだ」という言葉からすれば欺瞞(ぎまん)にすぎないのかもしれないし、伍鉄自身が言うように、ただ間違っているのかもしれない。 しかし、涼はケガをしたエース候補の朝谷圭二郎(本田響矢)が応急処置をして試合に戻るまで戦うことを強く望み、試合中に「俺は今生きている。ここが好きだ。ずっとここで、みんなと」と思い、自身の父が(これまでも)試合を見に来ていたことに感激し、病院のベッドでも「俺、生まれてきてよかった」とまで口にしていた。 涼がここまで「生きている実感」を得られたのであれば、伍鉄の判断を全否定することもできないのではないか。また、涼は圭二郎とチーム最年少の坂東拓也(越山敬達)に「掲げた手に思い切り投げ込め、これ(オレンジ色のリストバンド)をお前たちの道標にしろ」と告げていたからこそ、試合を勝利へと導くことができていた。 だが、涼は仲間たちとの「約束」を果たせなかった。それは、人香から“バターあんこジェラート”をおごってもらうことや、圭二郎からの「(お前に)ぜってぇ勝つから」へ「ああ、俺も負けねぇよ」と返答したこと、そして伍鉄からの「この先もずっと、この手を離しません。だからみんなで、楽しく、ね」と言われたことだ。 そんな「全てを肯定できない苦しみと悔しさ」は、第10話の次回予告で示された悲痛な言葉の数々、特に櫻井翔演じる日本車いすラグビー協会の理事長・柳原俊二が、おそらくは伍鉄に「あなた、辞めてください」と言うことなどから、さらにはっきりと描かれるのだろう。 それでも、涼が生きている実感を得ていたこと、彼が遺したことが、やはり答えを探し、出し続けてきたことでもらえた“ギフト”として描かれるのではないか。 宇宙物理学をもって、試合だけでなく人生訓を語ってきたこれまでの内容を思えば、涼の死は「超新星爆発」のように、大きなエネルギーと光を放つ、ということも考えられる。あとは、ただ固唾を飲んで、最終回の展開を見守りたい。 【あわせて読みたい】 日曜劇場『GIFT』櫻井翔の演技に期待の一方、“違和感”も…伍鉄が選手を「突き落とした」シーンって、どれだ? Related... 【動画】涼の最期の言葉 NHK『風、薫る』「いい人でなければ死んでもいいのですか?」の問いに反響。バーンズ好演のエマ・ハワードとは何者か 「卑しい身分の者がやるもの」、NHK『風、薫る』でフユが突きつけた“余裕を失った暮らし”のリアルに反響【ネタバレ】 ...クリックして全文を読む

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